格子構造

専門知識を活かそう!理系職の転職について

  1. >
  2. >
  3. 専門知識を活かそう!理系職の転職について

理系職に関する転職に関するアドバイス

理系出身者は文系に比べて就職で有利に扱われることが多いと言われています。

これは就職難の社会情勢の中ではどうしても一般職よりも専門職の方が多く求められるようになるため、他の人にはできないような特殊な技能や知識がある人の方が就職先を選びやすくなるからです。

「理系」というのは高校~大学の進学先として数学や科学系を専攻する人のことを大雑把に分ける言葉ですが、より細かく分類すれば数学・物理・化学の他にも、生物(バイオ生命科学)や地学やエネルギー学、機械工学や航空工学、通信工学などの工業関連の学問も全て含まれてきます。

理系とされる専攻学科の中でも数学科や物理科などはどちらかというとアカデミックな印象が強いのでそれほど就職に直結するということはあまりないのですが、これが「エネルギー学」や「原子力工学」「応用物理学」「医用工学」などといった分野になってくるとどういった部門でどんな仕事をするかがはっきり見えてきます。

理系出身者が就職や転職をするときにはまずはそうした自分の専攻に適した業務からの求人が出されているかということで判断をしていくことになります。

しかしながら理系の知識が必要な職業というのは技術の進歩や新たなサービスの誕生により時間の経過とともにニーズが変化していくことも多く、先入観だけで就職・転職活動をするのはちょっと危険とも言えます。

理系専門の転職サービスを使用してみる

今就職業界で起こり始めている特徴的な現象に「文系理系の境界線のない仕事」の登場があります。

これまで理系の仕事というと実験や分析による研究を担当する業務が一般的だったのですが、現在は技術の革新そのものは飽和状態に近く、最先端の技術や研究を行うための仕事というのはそれほど多くありません。

逆に増えているのが既存の技術や研究を何らかの形で製品に生かし、購入意欲につなげていくためのサービス関連技術の開発をしていく仕事です。

例えば同じ自動車業界であっても、エンジンや動力の技術についてどれほど他社より優秀と宣伝してもそのことを理由に製品を選ぶ人はまずほとんど見かけません。

逆に車体のデザインや使いやすさ、広さ、価格などといった他の部分をどう訴求していくかということの方が販売戦略としては重要になってきます。

つまり今後理系の仕事は純粋な研究というわけではなく、文系的な発想をしながらそれを理系技術にどう結びつけていくかという視点が重要になってくるということです。

そうした新しい理系求人については最先端の求人情報を見ないとわからない部分も多いので、まずは具体的に求人を紹介している理系専門の人材紹介サービスを調べてみるというのがおすすめになります。

 

自分のキャリアを生かした仕事をしていくために

先に説明したような理系ニーズの変化もそうですが、仕事の種類や求められる人材が変化している現在においては自分自身のキャリアパスをつなげていくというのはなかなか難しい作業となってきます。

前職の仕事を次の転職先にどんなふうにスキルを使っていくかということは、就職に詳しくない素人ではすぐに判断することはできません。

もし現在転職を考えているけれども、将来どういった働き方をしていきたいかがわからないというときには、上記のような転職支援のサービスに登録をしてキャリアカウンセリングを受けてみるというのがよいでしょう。

転職支援サービスでは新しい求人情報を案内してくれるだけでなく、転職活動の詳しいやり方や面接対策など活動全般にわたってのアドバイスをしてくれます。