20代と30代で変わること
平均寿命が伸びた現代においては、30代になったといってもそれほど強く年齢を意識するということはなく、健康状態も体力もほとんど20代の時と変わらないと感じている人も多いかもしれません。
確かによほど不摂生を重ねてきたというような人でもない限り、29歳から30歳になったからといって急に何か大きな変化を感じるということはないでしょう。
ですがいくら気持ちや自分の中の感覚が若いままであったとしても、20代から30代になったときには確実な変化があります。
女性の場合には肌のハリやツヤがかなり損なわれてしまいますし、男性でも体型が崩れたり顔つきが全体的にたるんできたりということを感じるようになってきます。
そして何より30代になるということは、それだけで周囲から求められる人間性のレベルが一気に高まるということです。
20代のうちに何かが備わっていなかったり特定のことができなかったりしても「まだ若いから」と許してもらえていたことも、30代になった途端に「そんなこともできないなんて」といった厳しい視点で評価を受けることになります。
30代として平均的に求められる人間としての力はそれまでに備えておきたいですね。
30代以上なら気持ちのコントロールができるようになりたい
30代以上の人に特に世間が期待するのは精神的な安定感です。
カッとなってすぐに怒る、無闇やたらと泣き出す、自分の気に入らないことをはっきり嫌いだと言う、したくない会話には加わらないといったような自分勝手で感情的な振る舞いは、周囲から「子供っぽい」という目で見られてしまいます。
「子供っぽい」というのは決して若くみえるということではなく、「精神的に未熟」というみっともないというニュアンスで用いられるので極力そう思われないようにするという力は備えたいものです。
また大人としての振る舞いとして、「自分の身の回りのことは自分でできるようになる」「食事や冠婚葬祭のときのマナーを身につける」ということもまた30代までにしっかりできるようになっておきたいところです。
40代以上になるための準備もしたいところ
30代の次に待ち受けているのは40代、50代といった中年期です。
20代の頃から不摂生な習慣を続けていると、30代に入った途端に体力の衰えを感じるようになったり、肌質や筋肉がたるんだ老け顔・中年体型になってきてしまいます。
それは40代~50代以降になってくるとさらに蓄積による見た目の変化が著しくなっていってしまうため、早い段階からよい生活習慣になるように軌道修正をしていかないといけません。
健康対策は若いうちからするほど効果を早くから実感できるため、できれば20代のうちから将来のための健康管理方法は身につけておきたいですね。