キャリアアップをしていくための心構え
終身雇用のようなエスカレーター式の人事はもう遠い過去になり、今これからキャリアアップをしていこうと思うなら自分自身でキャリアパスを作っていかなければいけません。
一つの企業で長く勤務をしていると、チームリーダーや管理職として声がかかるというチャンスもあるでしょうが、ただ漫然とそれを引き受けているようでは自分のキャリアとして生かしていくことができません。
ビジネスの世界には「ローレンスピーター博士の法則」というものがあります。
これは「人は無能になるまで昇進をし続ける」ということを示すもので、大勢で仕事をしている場合に最も優秀な人を昇進させるという方法をとっていくと、その人がそのポジションで無能として扱われるまではずっと昇進をしていくことになるので、最終的には全ての上司が無能になるという理論にもとづいています。
これは極端な例ですが、いわゆる「無能な上司」とされる人には性格的に共通する特徴があるということも事実です。
無能な上司と部下から評価されないように、そのポジションでベストを尽くせる心構えを作っていきましょう。
無意識にやってしまっている悪習慣をとめる
上司や管理職という立場になるとどうしてもミスをしたくない、責任をとりたくないという気持ちから臆病なほど保守的な考えをするようになってしまいます。
そんな無能上司にありがちな性格にならないようにするためには、以下の8つに気をつけてもらいたいです。
1.部下からの意見を聞くときNoから入らない
2.上司からの意見を聞くときYesから入らない
3.課題や問題の解決方法を精神論に求めない
4.決断を先延ばしにしない
5.「忙しい」を口癖にしない
6.機嫌の悪そうな態度をして話しかけづらい雰囲気を作らない
7.自分しか知らないことがあることを偉いと思わない
8.仕事のできる部下や同僚に嫉妬をしない