問題解決スキルを身につける「ロジックツリー」とは

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ロジックツリーをマスターして、問題解決能力を養う

仕事をしている時やプライベートで、何らかのトラブル、問題が発生した際に、慌てず対処するためにも、ロジックツリーをマスターすることが大切です。
ロジックツリーは、マーケティングなどの分野で使われる問題解決方法の事で、出来るだけ細かく問題の要素を出して、解決方法を探っていく方法になります。

ミーティングなど、一人ではなく複数のメンバーで共通の問題を考えるときに、メンバーとの意思疎通を図りやすく、認識のずれを無くして、ミーティングをスムーズに行なえるようになります。
複数のメンバーで、一人一人がロジックツリーを作ることで、更に問題解決の糸口を掴めるようになり、問題の根本的な部分が見えるようになるでしょう。

ロジックツリーはどうやって作るの?

ロジックツリーにはまず、3つの種類があります。
Whyツリー(なぜこの問題が起きたのか)、Howツリー(どのようにすれば問題解決が出来るのか)、What(色々な要素から構成される問題を単純化して、一つ一つの問題を明確にする)ツリーの三種類です。
これら三種類のツリーを使い分け、使いこなすことで、ロジックツリーを活用する事が出来ます。

そして、それぞれの問題を、階層に分けることも、ロジックツリーでは重要なポイントです。
まず第一階層では、問題となっている部分を明確化して、テーマとして掲げます。
ここでは例文として、新しい製品が売れないという第1階層にしましょう。

第2階層では、どうしてその商品が売れないのかの原因を挙げていきます。
値段が高い、お客様に広まって居ない、性能が他社製品に比べて劣る、など、出来るだけ可能性があるものは細かくピックアップして下さい。
そこから更に第三階層まで下がり、それの原因を更に展開させていきます。
例えば値段が高い原因は、販売費が高い、原材料費が高い等、考えられる事を一つ一つ挙げて行き、他の第2階層で出た原因も、展開させていきましょう。

このように、一つ一つ原因を突き止めていき、更に下の階層に進めて行く事で、本当に治さないといけない部分が露呈するのです。
本当に困ったときにこそ、どんどんロジックツリーを活用すると、深く深く階層になりますが、必ず原因が見付かるでしょう。

またロジックツリーを考える際には、企業寄りの意見に偏らないようにすることが大切です。
例えば、商品のターゲット層が女子高生にもかかわらず、中高年男性の意見ばかり取り入れて、中高年男性寄りの観点から偏った物の見方をしてしまっては、当然売れる物も売れません。
ターゲットを意識してロジックツリーを活用する事も、目的を達成させるためには重要なポイントになるでしょう。